ひとつには、専門学校の科目ラッシュによる、あまりにも多くの療法士を作り出した点にある。
理学を学び、社会に貢献できる人材を育てることが本来の目的であるにもかかわらず、その目的が変質し、学生数の確保に依拠したことが原因として大きいように思う。
また、3年、または4年の専門教育により、ほぼ理学療法士の資格を得るのを可能にしたことも付け加えるべきであろう。
ただし、将来を悲観することはないであろう。
それは、病院だけでなく、特別養護老人ホーム、ケアハウスなどの高齢者向けのサービス増加が挙げられる。
まだまだ、理学療法士の活躍する場が豊富に用意されている。そして、今後も増えることは我々の未来に光がさすことになるものと思っている。